大阪・関西万博でメインバンクを務めたりそな銀行は、8月21~23日、大阪南港ATCホール(大阪市住之江区)で万博レガシーイベント「Resona EXPO Re:Future」を開催した。このイベントを担当した同行の尾下亘さんと山口剛さんにお話を伺った。

イベントでは万博会場での展示や体験の再現ブースや、さらに進化した最先端技術の展示、各国パビリオンで提供したグルメの飲食・物販ブースが設けられた。万博のシグネチャーパビリオンのプロデューサーが登壇するステージイベントも行われ、会場は多くの来場者で賑わった。
開催の最大の狙いは、「技術の社会実装とビジネス化」だ。万博会期中は制約から企業名を前面に出しにくい面があった。このイベントでは大企業のみならず中堅・中小企業やスタートアップの先端技術を改めて広く周知し、会場内の商談ブースで本格的な事業展開へとつなげる契機とした。尾下さんは「未来社会の実験場だった万博を一過性で終わらせず、社会実装へ伴走することが銀行の大きな役割だ」と語る。
あわせて重視するのが、万博の熱気や体験を次世代や地域へ共有する重要性だ。会期中に現地を訪れる機会がなかった人や子ども達に先端技術へ直接触れる場を提供し、好奇心や挑戦意欲を刺激する意義は大きい。同行は今後も、万博出展企業を集めた商談会や自治体との連携など形を変えながら効果的な取り組みを継続する方針だ。山口さんは「大阪で生まれた熱気や挑戦の機運を、様々な形で顧客や地域社会へと息長く届けていく」と語る。

会場には公式キャラクター「ミャクミャク」のグッズを身につけた来場者が集い、閉幕後も万博の熱気が続いていることを感じた。特に最新技術の展示ブースには人だかりができ、来場者の未来に対する高い関心が伺えた。万博が育んだ挑戦と共創を一過性のブームにとどめず、長期的・持続的なレガシーとして関西地域へ深く根付かせていくことが強く期待される。
学生取材班:草野結香(立命館大学)
