音楽で世界をつなぐ

私は現在、大阪大学のa-tuneという団体で活動しています。
a-tuneは「各個人が自分とは異なる相手の立場、背景を尊重し合える社会」という意味を込めてUNITYを活動理念として掲げています。この理念は戦争や紛争、人種差別などが終わらない世界に疑問を持った世界6大学の学生が議論し策定したものです。

この理念の実現のため、a-tuneは世界共通のコミュニケーションツールである音楽を用いて国際交流を行っています。そして2025年大阪・関西万博で世界100ヵ国の学生と共にオンラインオーケストラ「e-Symphony」を開催することを目指しています。

私がこの活動に参加しようと思ったきっかけは、音楽で世界をつなごうというa-tuneの取り組みに共感したからでした。大学に入る前も文化祭などで音楽でコミュニティーができる様子を見てきたので、それを世界規模で、さらに万博という世界的な舞台で行うというのがとても魅力的に感じました。

実際に活動を続け、イベントを開催していく中で、音楽の持つものすごい力に圧倒される毎日です。いつかa-tuneの創る音楽の輪が世界中に広がり、世界が一つの音楽を奏でる日が来ることを期待しています。

大阪・関西万博はソフトレガシーを残す万博だとも言われています。「いのち輝く未来社会のデザイン」という一見わかりにくいテーマですが、このテーマが目指すものは、世界中の人たちが１つの輪となり、地球を取り囲むことだと考えています。そのような社会を実現できるような万博になることを期待します。

最後に、a-tuneは2024年3月9日から5月7日までクラウドファンディングを実施しています。2024年12月に開催する予定の万博前ラストの大規模演奏会「e-Symphony for 2024~toGather~」のためです。 過去最多の6拠点接続で参加国も過去最多を目指します。

  音楽で世界を1つに、そして万博で1つの音楽を奏でたい！