関東の学生団体が集結 万博での共創を探る

2025年2月24日、「学生パビリオン in TAKANAWA GATEWAY CITY」がTokyoYard Building(東京・港)にて開催された。 

このイベントは、①万博に向け、学生が関わり方を見つける場を作る②学生団体同士の横の繋がりを広げ、活動の新たな機会を創出する――ことが目的で、関東の学生団体の幹部が集結した。25団体、約40名の参加者が、個人や社会の未来に想いを馳せて交流した。

ワークショップ①では個人や団体、社会を見つめ直す100問100答が行われ、参加者同士が「これまでに最も大きな決断を下した経験は?」「あなたにとって理想の団体とはどのようなものですか?」など、一つひとつの問いに対して自身の意見を共有した。ワークショップ②では、「全国の学生団体でイベントを行うとしたら何をする」という問いに対して、全体で意見を出しあった。

「学生の力を見せるパビリオンを開きたい」「過去のワクワクに目を向ける『逆万博』を開催したい」などといった様々なアイデアが出された。交流会では、他団体との活動を新たに広げ、発展させていこうとする姿が見られた。

ワークショップ後の交流会で、参加者に話を聞いた。

JR東日本 マーケティング本部 まちづくり部門 品川ユニット(事業計画) 高濱光佑さん

JR東日本(TAKANAWA GATEWAY CITY)は、これまで「TEAM EXPO 2025」プログラムにおいて様々な共創パートナーと連携した取組みを行ってきた。今回は、TAKANAWA GATEWAY CITYが実現を目指す「地球益」をコンセプトに、社会課題の深刻化により地球に対して負債を負っている現代の状態を、ヒトや地球の健康につながるより良い未来のための課題解決に向けて、学生の皆さまと共創した。ワークショップで挙がった社会課題や学生ならではの悩みの解決のために、社会人・学生・地域住民の方を巻き込み、街を活用して何ができるか皆さまと一緒に検討していきたい。 今回のような「TEAM EXPO 2025」プログラムでの取組みを、共創のレガシーとしてアフター万博へ継承していく。

慶應義塾大学公認学生団体S.A.LロヒンギャProject代表 小澤奈央さん

学生団体に共通する悩みやそれに対する解決方法を共有することにより、各学生団体が立ち止まることなく活性化していくことができると思うので、ぜひまた開催してほしい。

てらこやちば学生代表 佐々木理咲さん

活動対象が異なる福祉や環境のボランティア活動をする団体を知る機会であり、面白かった。今後も、大学生と子どもが一緒に公園で遊んだり、お店と連携していく中で「まちを盛り上げていく」目的を持って活動していきたい。

※ TokyoYard Buildingは、JR東日本が開発を行うTAKANAWA GATEWAY CITYのまちづくり拠点です。
※ JR東日本は「TEAM EXPO 2025」プログラムにて、共創パートナー名「JR東日本(TAKANAWA GATEWAY CITY)」として活動しています。

学生取材班:佐立由璃愛(東洋大学)

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