岡山から万博へ EXPOフォーラム「万博と私たちの未来」

2024年12月14日、岡山大学の50周年記念館と大学会館で、岡山大学学生団体OU!万博が主催する「岡山EXPOフォーラム~万博と私たちの未来~」が開催された。このイベントでは、 メインステージ、サブステージ、ブース、キッチンカーなど、エリアごとに多彩なプログラムを用意し、 世代を問わず誰もが楽しめる内容だった。

メインステージでは、蓄電池スタートアップのパワーエックス(東京・港)の伊藤正裕社長が基調講演を行い、「いのち輝く未 来社会のデザイン」というテーマについて日本の再生可能エネルギーの普及や自社が取り組んでいる事業を交えながら具体的なビジョンを語った。参加者全員で未来を考える貴重な機会となった。

また、万博マイスターの二神敦氏が講演し、万博の魅力を自身の万博に行った経験をもとに岡山の人々に伝えた。サブステージでは、地元で活動するうらじゃと呼ばれる岡山の伝統的な踊りを行う小学生の団体や、ダンスや書道パフォーマンスを行う学生団体など、ほかにも多くの団体が日頃の成果を発表した。地域の方々がパフォーマンスを楽しむだけでなく、未来を担う若い世代がお互いのパフォーマンスを見ることによって、地域とのつながりを実感する場となった。

ブースエリアでは、岡山県の高校生による取り組み紹介や、扇子づくり、岡山すごろくといった体験型の出展もあった。参加者は楽しみながら学びを得られ、多様な団体の活動を知る良い機会となった。また、キッチンカーエリアでは、岡山のご当地グルメや世界各国の料理を提供する8店舗が出店し、多くの来場者が笑顔で舌鼓を打った。

「イベントの成功を支えたのは、地域の皆さんとの連携だった」と、本イベントを企画したOU!万博 代表の高橋章一郎さんは話す。多くの団体や学生が一丸となって準備を進めたことで、当日の運営もスムーズに進んだそうだ。また、来場者から「万博がもっと楽しみになった」「地元の活動を知る良い機会だった」といった嬉しい声もあり、大きな励みになったという。

続けて高橋さんは「OU!万博としても、今回のフォーラムを通じて多くの学びを得ることができ、今後の活動に向けた大きな一歩となった。 学生だからこそできる視点で、万博を 通じて未来社会の実現に貢献したい」と話す。岡山から万博をどう盛り上げていくのか今後のOU!万博の活動にも注目したい。

学生取材班:三宅陽仁(岡山大学)

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