京都から世界へ 無人フォークリフトのパイオニアが目指す未来

京都府長岡京市に本社を構える、三菱ロジスネクスト。
無人フォークリフトを世界で初めて作ったパイオニアで、私達の生活にも関わりの深い、国内外の物流システムを支え続けている企業である。大阪・関西万博のテーマウィークのブロンズパートナーとして準備を進める担当社員にお話を伺った。

三菱ロジスネクストにて事業内容についても話を聞いた

テーマウィークとは、「いのち輝く未来社会を世界と共に創造すること」を目的に、地球規模の課題解決に向けて英知を持ち寄り、対話による解決策を探るプロジェクトである。
今回、三菱ロジスネクストでは比較的若い世代の社員12名でプロジェクトチームを結成し、テーマウィークで取り上げる社会課題について学び、企画会議に参加している。

テーマウィークが取り上げる8つの地球的課題の1つである「地球の未来と生物多様性」を例に挙げよう。本テーマでは「自然資本の維持」「循環経済の実現」「気候変動への対応」という3つの目標を掲げ、大学教授などの有識者をパネリストやモデレータとして招致し、課題の解決策を検討していくという。プロジェクトチームのメンバーは社外のセミナーで得た知識をいかして、社内でもワークショップを開催するなど、外から得た学びを社内に還元する機会も大事にしているという。
物流システムを支える企業として、人手不足、二酸化炭素(CO2)排出量削減といった経済的・社会的な課題の解決を目指している。

「テーマウィークを通して、Z世代ともつながりたい」とグローバル技術統括部の三宅祐輔さんは語る。プロジェクトチームのメンバーからも、Z世代と一緒に考えたいこととして、「SNS・人工知能(AI)の活用」、「社内環境のあり方」などのアイデアを挙げてもらった。

三菱ロジスネクスト 三宅祐輔さんにテーマウィークでの取り組みについてお話いただいた

三菱ロジスネクストの見つめる未来。それは、世界全体で取り組むべき問題を大人に任せてしまうのではなく、未来を担う若い世代が自分ごととして問題を捉え、意見を発信できるような世界なのだ。

京都からグローバルな事業を展開する三菱ロジスネクストならではの視点がどのようにテーマウィークに反映されるのか、今後も注目していきたい。

学生取材班:北本萌衣(関西学院大学)

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