今回、私たち学生取材班は、KOTRA(大韓貿易投資振興公社)大阪貿易館へ取材に行った。KOTRAは、1962年韓国政府により、貿易振興及び海外市場調査のため設立された独立行政法人である。
韓国は、1962年から万博に連続参加しており、2025年の大阪・関西万博においても、参加を正式表明している国である。
今回の万博には、「Saving Lives(いのちを救う)」、「Empowering Lives(いのちに力を与える)」、「Connecting Lives(いのちをつなぐ)」の3つのサブテーマがある。韓国パビリオンは、「Connecting Lives」がテーマのエリアに位置し、テーマは、「With Hearts」である。「人と人の心をつなぐ」という意味があり、人種や言語を超えて人々をつなぎたいという思いが込められている。
韓国パビリオンの内部には3つの館がある。1つ目の館は、来場者が入場する前に録音した声を、人工知能(AI)の技術で光と音楽に変換する。2つ目の館は、再生可能エネルギーなどの技術を見せる。近年問題となっている地球温暖化などの自然に関する危機を解決するために、環境に配慮して作って利用できる、韓国のエネルギー技術を見せるというものだ。3つ目の館は、映像を流す。ここでは、後世に想いを伝えることをテーマにした映像を流す予定だ。建物の外壁にある巨大ディスプレイで中の様子を映し出したり、AIを用いて韓国文化を紹介したりもする。
ぜひ皆さんには、2025年の大阪・関西万博に行って、韓国パビリオンで最新のAI技術や韓国文化を体験していただきたいと思う。
学生取材班:中村光咲(大阪教育大学)