「化ける!」で、記憶に残る体験を作る

日本ガス協会は、「化けろ、未来!」をコンセプトに「おばけワンダーランド」というガスパビリオンを出展する。「おばけ」をモチーフにすることで、興味を惹きつけ、ガス業界が伝えたいメッセージを伝える。
CO₂と水素からメタンを合成するメタネーションという技術で生まれるe-メタンの未来を通じて、ガス業界が低・脱炭素社会に向けて変わる(化ける)様子を体験してほしいという。

日本ガス協会の香川洋平さんはこう述べる。
「『e-メタン』と聞くと難しく聞こえてしまう。難しい内容を難しい言葉で伝えるのは思いやりがない」

日本ガス協会は大阪・関西万博に出展する「おばけワンダーランド」においてガスの未来を伝える。来てくれた方々に、ガスの未来を「共感」や「嬉しさ」と共に感じて欲しいという思いから、子供から大人まで楽しめるエンタメ性の高い「おばけ」をモチーフに選んだ。

日本ガス協会 香川洋平さん

子供たちの記憶に残る体験を

ガス業界が「持続可能な未来の創造」に向けて化けていく体験を、「ミッチー」という案内役のおばけと共に感じてほしいという。

ガスパビリオンの案内役ミッチー

日本ガス協会の植田博史さんは「幼い頃に感じた感動って、意外と大人になっても鮮明に残っていますよね。ぜひ、脱炭素社会に向けて世界が変化して行く様子を感じてほしい」と話す。「未来社会の実験場」であるガスパビリオンでの経験が、次の未来を担う世代にとっての原体験となるような感動を与えることを期待する。

右から日本ガス協会の植田博史さん、香川洋平さん

「万博は今の時代には必要ない」という意見も見受けられるが、なぜ日本ガス協会は万博に参画することを決めたのか尋ねると、植田さんは「様々な意見があっても良いと思う。100対0にならないということは、捉え方を変えると多様性が尊重されているということ。様々な意見の中で、どのような万博にしていくのかが腕の見せ所だと思います」と語った。

前回の大阪万博のときから万博の役割は変わり、すべての世代が未来を作る当事者として参画する「未来社会の実験場」という価値を発揮していくという。日本ガス協会は「おばけワンダーランド」で世界に「ガスの未来」を発信していく。

学生取材班:長野芽依(同志社大学)

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