学校のトイレから問い直す公衆衛生

松井 響

Hibiki Matsui


  • 大阪大学大学院人間科学研究科共生学系国際協力学 博士前期課程2年
  • 大阪大学ユネスコチェアMeWプロジェクトメンバー

#学校トイレ #公衆衛生 #感染症対策 #学校環境 #次世代の健康


https://ic.hus.osaka-u.ac.jp/students/

松井 響

Hibiki Matsui


  • 大阪大学大学院人間科学研究科共生学系国際協力学 博士前期課程2年
  • 大阪大学ユネスコチェアMeWプロジェクトメンバー

#学校トイレ #公衆衛生 #感染症対策 #学校環境 #次世代の健康


https://ic.hus.osaka-u.ac.jp/students/

学校のトイレは、感染症予防や衛生管理、月経への対応など、子どもたちの多様な健康課題に関わるとともに、日常的な生活習慣の形成にも影響を与える重要な生活空間です。

私は、大阪大学ユネスコチェアMeWプロジェクトに所属し、生理用品無償提供ディスペンサーの実証実験に関わる中で、学校環境と公衆衛生の課題に関心を持つようになりました。

学校トイレの感染症対策は、流行時には強化される一方で、一時的な対応にとどまりがちです。現場では教員の負担増加や設備格差といった課題もあり、子どもたちの健康を支える環境が十分に整っているとは言えません。MeWプロジェクトの活動に取り組む中で、学校トイレが子どもたちの健康や生活を支える重要な空間であることを実感し、学校環境と公衆衛生の課題を研究したいと考えるようになりました。

現在、学校トイレにおける感染症対策の実態を明らかにする研究を進めています。トイレ空間での参与観察や教職員へのインタビューを通して、コロナ禍を契機に学校でどのような衛生管理が行われてきたのか、またその経験が教員や児童の意識や行動にどのような変化をもたらしたのかを質的研究の手法で分析しています。

あわせて、MeWプロジェクトでは、生理用品無償提供ディスペンサーの実証実験に関わり、月経をめぐる社会課題にも取り組んでいます。これらの活動を通して、学校トイレという身近な空間から学校環境と公衆衛生の関係を捉え直すことを目指しています。

学校トイレは、感染症対策だけでなく、月経や衛生など多様な健康課題と関わる場所です。子どもたちが安心して学校生活を送るためには、日常的に衛生環境が整えられていることが重要です。

私は、学校トイレという身近な空間から、学校環境と公衆衛生の関係を見つめ直し、子どもたちの健康や生活を支える持続可能な環境づくりにつながる研究を進めていきたいと考えています。また、教育現場の実態を踏まえた知見を社会に発信し、子どもたちのウェルビーイングを支える学校環境の実現に貢献したいと思います。

学校トイレから考える、次世代の公衆衛生

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