
片桐 萌絵
Moe Katagiri
- とらでぃっしゅ株式会社 代表取締役
- 広島大学 総合科学部総合科学科 3年生
#お祭り #民俗芸能 #等身大の地方創生 #日本の伝統

片桐 萌絵
Moe Katagiri
- とらでぃっしゅ株式会社 代表取締役
- 広島大学 総合科学部総合科学科 3年生
#お祭り #民俗芸能 #等身大の地方創生 #日本の伝統

「伝統は変わるから伝統だ」。
愛知県奥三河地方で700年続く民俗芸能「花祭」の担い手として、女人禁制や世襲制といった伝統的な価値観に触れてきました。こうした価値観を尊重すべきだと思う一方で、若者を中心とした現代人にお祭りの魅力を伝えるには、演出や発信方法を工夫する必要があるとも感じています。
そのような思いから、民俗芸能を日本のポップカルチャーにというビジョンを掲げ、民俗芸能と現代社会をつなぐ通訳者として、お祭りの再解釈と発信に挑んでいます。


地方の過疎化や少子高齢化が進む中、全国の民俗芸能は消滅の危機にあります。私は、民俗芸能を後世に受け継ぎ、「美しいものを美しい」と語れる若者を増やしたいと考えています。人々が生きた証を紡ぎ、伝統文化が再び心を動かす社会の実現を目指しています。
民俗芸能専門のコンサルタントとして、地域の方々に代わってSNS広報やチラシ制作、モチーフ化を手掛ける「OMATSURI Branding」と、担い手を地域外から公募してディープな地域体験を提供する「お祭り魂育成塾」の2軸で、民俗芸能の存続に向けたワンストップ支援を行っています。一年に一度、誰もがもう一度帰ってきたくなる場所をつくり、民俗芸能を通じた地方創生を目指しています。さらに若者視点を生かし、伝統を現代的に再解釈。「SNS映えするから行ってみよう!」と若年層が気軽に足を運べる世界観をつくり、民俗芸能を身近で魅力的な存在にしています。



地方の民俗芸能の衰退は深刻です。だからこそ、私はビジネスの力を活用し、日本全国、そして世界に衝撃と問題提起を与える社会的インパクトやムーブメントを起こしたいと考えています。この記事を読んだことを機会に地域のお祭りやお盆行事など、民俗芸能に足を運び、地域を応援していただけると嬉しいです。
万博では国内外の素晴らしい民俗芸能が交流する場が生まれました。多くの人が自文化に誇りをもち、伝統文化の継承に参加するきっかけになればと願っています。
私は、私が美しいと思えるもののために人生の時間を使いたい。
