
中西 麻緒
Mao Nakanishi
- 関西学院大学 国際学部 1年
- 「関西学院SDGsユースアイデアコンテスト2024」最優秀賞、賛同企業賞2社受賞
#SDGs #大学生 #環境問題 #総合的な探求の時間
https://www.kwansei.ac.jp/s_is/news/detail/216
https://www.fmosaka.net/_ct/17731308

中西 麻緒
Mao Nakanishi
- 関西学院大学 国際学部 1年
- 「関西学院SDGsユースアイデアコンテスト2024」最優秀賞、賛同企業賞2社受賞
#SDGs #大学生 #環境問題 #総合的な探求の時間
https://www.kwansei.ac.jp/s_is/news/detail/216
https://www.fmosaka.net/_ct/17731308

私たちが未来に残すべき「豊かさ」とは、どのようなものでしょうか。
それは、便利さや大量消費の延長線上にあるものではなく、「人と環境が共に調和して生きる持続可能な在り方」だと私は考えます。
私の原点は、高校時代にあります。総合的な探究の時間で食品廃棄物について研究し、学びが単なる知識の習得ではなく、持続可能な社会を実現するための行動につながる力となることを実感しました。その後、姉妹校のあるハワイを訪れた際、食品廃棄物の削減と深刻な海洋汚染という2つの課題が交差し、SDGsの達成に向けた具体的な一歩を自分が踏み出すことの意義を学びました。この経験が、今の私の活動の原動力であり、「未来の豊かさ」を形づくる挑戦の始まりでした。


食品廃棄物と海洋汚染という2つの課題を解決する方法を模索する中で、自分を変えるきっかけを求め、さまざまな活動に積極的に参加しました。ハワイでは、多様な文化や価値観を持つ人々との交流を通じて、自分の視野の狭さを痛感。地元や学校という枠を超え、グローバルな視点で「学びがどのように社会と繋がるのか」「社会の中でどんな役割を果たしたいのか」を考えるようになりました。
大学入学後、私は食品廃棄物とプラスチックごみによる海洋汚染という深刻な課題の同時解決を目指し、「食べられるおかずカップ」の開発に本格的に取り組んでいます。きっかけは、高校時代の探究学習で、お弁当で日常的に使われる“おかずカップ”が、使い捨てプラスチックとして大量に廃棄されている現実、そして市場に出回らずに捨てられる食材の多さに直面したことでした。「環境負荷と食品ロス、両方の課題にアプローチできないか」ーそんな思いからプロジェクトは始まりました。この“食べられるおかずカップ”は、米粉や大豆、食品廃棄物などを活用して開発した、クッキーのような質感のカップです。調理後はそのまま食べることができ、ゴミの削減にも直結します。
現在は、関西学院SDGsユースアイデアコンテストでの最優秀賞・企業賛同賞の受賞を機に、大学教授や企業と連携しながら、実用化と量産化に向けて研究を進めています。社会課題を“自分ごと”として捉え、行動に移す中で、持続可能な未来を形にする新たな社会モデルの構築に挑戦し続けたいと考えています。



未来を創る鍵は、社会課題を自分ごと化し、主体的に行動する若者の力にあると信じています。
2025年大阪・関西万博では、持続可能な社会の実現に向けたアイデアや実践が共有され、未来を共にデザインする場となることを期待しています。私自身も「食べられるおかずカップ」の開発を通じて得た学びを広め、次世代に新たな可能性を示す大きな力となりたいです。
持続可能な未来を築く小さな一歩を、社会全体へ広げたい!