
浅井 詩萌
Shiho Asai
- 早稲田大学文化構想学部3年
- 北海道東川町地域おこし協力隊
- 一般社団法人アンカー理事
#教育 #キャリア #金沢 #東川 #自分のペース
https://higashikawa-town.jp/
https://www.anchor-project.org/

浅井 詩萌
Shiho Asai
- 早稲田大学文化構想学部3年
- 北海道東川町地域おこし協力隊
- 一般社団法人アンカー理事
#教育 #キャリア #金沢 #東川 #自分のペース
https://higashikawa-town.jp/
https://www.anchor-project.org/

2025年大阪・関西万博。初めは万博と聞くと少し遠い存在のように感じましたが、「いのち輝く未来社会のデザイン」というテーマについて、今回の記事をきっかけに私の東川町での経験を振り返りながら、自分と万博とのつながりを考えてみました。
私は今、地域おこし協力隊として、東川町に住みながら役場で働いています。
たくさんのことを学んでみたいと思った私は高校を卒業し、大学に行くという選択をしましたが、大学から先のことは全く考えていませんでした。上京して私の先輩方がキャリアのビジョン(理想像)やそれを達成するためのウィル(理想像に近づくためにする具体的な行動)を考えて発表している中、私のやりたいことってなんだろう?私にとってのキャリアアンカーとは何か?考えたこともなかった私は焦りを感じました。
考え続けること1年半、大学2年生の夏に一番興味のあった公務員のインターンをしてみることにしました。これが私と東川町の出会いです。そしてこれが私を大きく変えるきっかけになりました。当時は東川町について何も知りませんでしたが、実際に行ってみると言葉にならないとてつもなく強い魅力を感じました。


大学を1年間休学するという大きな決断だったにもかかわらず、あまり迷わなかったのは「今の自分を変えたい」という気持ちが強かったのだと思います。普段は役場の業務を行い、同時に一般社団法人アンカーの活動にも関わっています。新しい環境で刺激を受けることの多い毎日を過ごすことができていることに感謝しつつ、今は目の前にあることをこなすことで精一杯なのが現状です。
また少しずつではありますが、働くということについて考え、自身のキャリアアンカー(人生や仕事の中で最も大切にしたい価値観)を見つけるべく自分から動くようにしています。
新しい環境に移ってから半年がたった今、これまでを振り返ると、印象に残っている気づきがあります。それは、どんな立場でもどんな環境でも学び続けることの大切さです。半年前までは学生という立場で、学校や家庭、それ以外の場で、さまざまな知識や日常生活を営むために必要なことなどを学んできました。そして今は働く立場として、日々の業務や生活の中で、チームで動くために必要なこと、相手への思いやり、周りとのコミュニケーションに関することなど、学生として経験したこととは異なる、新しい学びを実感しています。それは職場の仲間やアンカーで活動する先輩や後輩、今まで関わってきた方々から得られた学びです。

私自身、新しい環境や新しい仲間と活動できることはとても嬉しいことで、刺激を得られることはとても好きです。ただそのような状況にすぐに順応することは少し苦手で時間がかかってしまいます。だからこそ自分のペースでのびのびと活動できることを大切にしたいと思っています。そして万博はさまざまな人との共創でできていく場だと思います。
万博を通してそれぞれのペースがあることを知り、尊重し合える、そんな素敵な関係性が生まれることを願っています。
誰もがお互いのペースを認め合って生きられる社会