阿部 沙香
Abe Sayaka
- 慶應義塾大学 環境情報学部1年
- Keio Business Community 19期 渉外局長
#アイルランド留学 #イスラーム #中東 #探求学習 #サーキュラーエコノミー
阿部 沙香
Abe Sayaka
- 慶應義塾大学 環境情報学部1年
- 一般社団法人アンカー 学生インターン
#アイルランド留学 #イスラーム中東 #探求学習 #サーキュラーエコノミー
日本。世界。戦争。平和。
テレビなどのニュースではこれらの言葉がよく流れていますが、遠い存在と感じている人も多いと思います。私は新型コロナウイルスを経て、自分が今何をすべきか深く考えるようになり、日本とは違う価値観を学びたいと留学を決意しました。アイルランド留学では自分の知らない場所、文化、歴史に直接触れることができました。異なる価値観と時に融合し、時に反発、時に協調しながら自分を見つめ直し、自分の意見や考えを発信する大切さを学びました。
私は留学経験をきっかけに、海外の言語や文化に興味を持ち、大学ではアラビア語を学びながら、イスラーム文化を探究しています。日本では触れることの少ない歴史や考え方を学ぶことで、俯瞰したものの見方を身に付け、複雑な世界を理解したいと考えています。特に宗教と世界の一人一人がどう向き合うか。これが世界平和に向けた一つの鍵です。多神教の人も一神教の人も無宗教の人も願うは「大切な人との平和」のはずです。
私は留学や海外研修を通じウクライナ人やロシア人、ヨルダン人をはじめ様々な国籍の友達がいます。今も続いている各地での紛争・侵攻は、私にとってただ遠い国の出来事ではありません。私の友達が紛争をやりたいわけでも決めたわけでもありません。それでも紛争の背景にある国家や宗教は、友達にとって大きな存在なのです。私たちがお互いに相手を大事に思うように、国家の違いや宗教の違いを超えても命の大切さを共有できるはずです。
私は自身の留学経験を発端に学んだ自分の気づきを、一般社団法人アンカーの活動を通して、自分と同じように次世代を担う中学生や高校生あるいは大学生に共有しています。
まずは日本で自分の存在意義や意見をしっかり持って発信していく機会を増やす。そして、そこから生まれる新たな気づきや学びをもとに、多くの人たちと大阪万博が掲げる「いのち輝く未来をデザイン」できるような世界平和に向けて、私なりの活動を続けていきたいと考えています。
一人一人が価値観を理解し合い「平和」を実現できる世界